ジスロマックは移行性に優れ、長時間効く抗生物質

ジスロマックは、ファイザー製薬が製造販売している抗生物質製剤で、主にクラミジアや淋病、梅毒などの性感染症、尿道炎、呼吸器感染症、子宮頸管炎などに用いられるお薬です。

アジーは、このジスロマックのジェネリック医薬品として、インドのシプラ社が開発、販売しています。
アジスロマイシン水和物という主成分の働きにより、感染病巣へスムーズに薬効を届けることができるほか、長時間に亘って作用します。
このため、服用量が少なく、服用期間も短くて済むのがメリットです。
クラミジアは、日本でも100万人以上が感染していると言われるほど、最も多い性感染症であるとされています。
1週間から3週間の潜伏期間がある上、男性の場合は尿道の痒みや痛み、違和感などの症状となり、女性の場合はおりものがやや増加する、不正出血や下腹部の痛みなどが主な症状で、男女ともに比較的軽い症状であるため、自覚しにくい病気です。
しかし、治療せずに放置しておくと、女性の場合は不妊症に繋がる恐れが出てくるほか、HIVに感染する確率が高くなるとも言われています。
アジーはクラミジアのような感染組織への移行性に優れたお薬です。
セフェム系抗生物質やペニシリンが体質に合わない人の治療にも利用されることがあるほか、グラム陰性菌や、従来の抗生物質に耐性を持つ菌にも効果があるとされ、よく用いられます。
経口薬ですが、胃酸に強く、安定した効力を発揮することも利点のひとつです。
服用の仕方には特徴があり、必ず守る必要があります。
有効成分の含有量が250㎎であれば、成人の場合、1日1回2錠を3日間継続して服用します。
3日間服用することで、1週間効果が続きますので、それ以上は服用してはいけません。
服用し忘れた場合は、気が付いた時点ですぐ服用して下さい。
次回の服用時間に2回分まとめて飲んではいけません。
服用方法と服用期間は、症状や年齢、体質などによって異なります。
医師や薬剤師の指導に従って、正しく服用するようにしましょう。
副作用としては、主に下痢や嘔吐、胃痛などの胃腸不良が起こることが報告されています。
重症である場合や長期に亘る場合は使用を中止し、医師への相談が必要ですが、軽い症状でしたら心配することはないでしょう。
また、消化不良や胸焼けなどの治療に利用される制酸剤を同時に服用すると、腸管からの有効成分の吸収を低下させる恐れがあります。
制酸剤を服用する場合は、服用時間を1~2時間ほどずらすなどの工夫が必要です。